2018年11月16日(金)、丸の内MY PLAZA HALLにおいて、国際長寿センターとダイヤ高齢社会研究財団の共催による国際シンポジウム「高齢化先進国の日本!みんなが主役となって創る地域とは~海外と日本の最新トレンドから高齢者の活躍を考える~」が開催された。
シンポジウムでは、オランダからILC-NL事務局長のマリエッケ・ヴァン・デル・ワール氏を招聘し、200名を超える参加者を前にヨーロッパの潮流と日本の状況を示し、目指すべき方向性を探った。
ヨーロッパでは日本よりも高齢化率が低いにも関わらず強烈な危機感をもって「福祉国家」から「参加型社会」へと大改革が進行していること、オランダでは参加型社会を国王自らが宣言し、国民も納得して国全体でそれを実践し続けていることが語られた。さらに日本の現状と先進事例を提示し、「してあげる」から「するを支える」参加型社会へとパラダイムシフトすべきとのメッセージを送った。
※シンポジウムの速報はダイヤ高齢社会研究財団の「ダイヤニュース」で見られます。(報告書は2019年3月末刊行予定)
【プログラム】(敬称略)
<第1部> 海外の最新トレンド |
講演1 地域ケアと高齢者の地域貢献に関する海外のトレンド |
松岡洋子(東京家政大学人文学部准教授) |
講演2 海外事例報告:高齢者はどのように地域を創っているか |
マリエッケ・ヴァン・デル・ワール (オランダ国際長寿センター事務局長) |
<第2部> 日本の最新トレンド |
講演3 日本における高齢者の地域参加、社会貢献 |
服部真治(医療経済研究機構主任研究員) |
講演4 国内事例報告 |
①住民自らが創り出すつながりあう場づくり 瑠璃川正子(杉並区荻窪「荻窪家族百人力サロン」 荻窪家族プロジェクト代表) ②高齢者の主体性を引き出す通いの場づくり 瀧澤由紀(横浜市磯子区高齢・支援課 保健師) |
<第3部> パネルディスカッション |
「みんなが主役となって創る地域社会とは」 パネリスト:全講演者 コーディネーター:澤岡詩野 (ダイヤ高齢社会研究財団主任研究員) |
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